【感想(ネタバレ有)・ストーリー】その可能性はすでに考えた 作:井上真偽

謎はすべて解けました。これはー奇蹟です。

 

かつて、カルト宗教団体が首を切り落とす集団自殺を行った。

 

その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために青髪の探偵・上苙丞と相棒のフーリンのもとを訪れる。

 

彼女の中に眠る、不可思議な記憶。

 

それは、ともに暮らした少年が首を切り落とされながらも、少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだ、というものだった。

 

首なし聖人の伝説を彷彿とさせる、その奇蹟の正体とは・・・!?

 

探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、すべてのトリックが不成立であることを立証する!!

 

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「その可能性はすでに考えた」のストーリー(ネタバレ含)

■第一章 吉凶莫測

 

中国人の金貸し・フーリン青髪の名探偵・上苙丞(うえおろ じょう)の元を訪れていた。

 

もちろんお金関係のためだったが、そこに渡良瀬莉世(りぜ)が訪れる。

 

リゼの依頼は「自分が本当に人を殺したのか」推理して欲しいという摩訶不思議なものだった。

 

 

 

リゼが幼いころ母に連れられ宗教団体「血の願い」に所属させられていた。

 

リゼはそこで集団自殺に巻き込まれてしますが、唯一生き残る。

 

その集団自殺の日、リゼは仲の良かった少年に助けられる。

 

しかし意識が明確になった時、リゼは少年が首と胴体が別れていることに気付く。

 

集団自殺を図った大人たちに少年を殺すことは不可能。

 

そして少女は怪我もしており、とても少年を殺すことは出来ないうえに記憶もない。

 

この「奇蹟」としか言いようのない出来事の証明を依頼される。

 

 

 

上苙はとある事情から「奇蹟の証明」を目指す探偵だった。

 

意気揚々と依頼を引き受けるが、そこに横槍が入る。

 

敵対関係にある大門が現れて推理勝負を仕掛けてくる。

 

上苙はどんな可能性、推論も潰してみせると宣言する。

 

■第二章 避抗洛井

 

大門との推理対決。

 

大門はフーリンに揚足取りも許せないほどの仮説を用意する。

 

しかし上苙は「すでにその可能性を考えていた」。

 

あっさり負けを認める大門。

 

大門に勝利したのも束の間。

 

次の刺客として、フーリンのかつての仲間・リーシーが現れてまたしても推理勝負を仕掛けてくる。

 

■第三章 坐井観元

 

豪華な中華料理店に招かれる上苙とフーリンとリゼ。

 

上苙は罠にかかり、巨大な水槽に閉じ込められてしまい命の危機に。

 

彼を助けるためにフーリンはリーシーとの推理対決に望むが・・・

 

途中で自ら上苙は脱出してしまう。

 

リーシーの仮説に対して「その可能性はすでに考えた」と言い放つ。

 

 

 

リーシーの仮説を退けて、彼女の心まで掴む上苙。

 

リーシーを加えて4人で公園を歩く。

 

そこに襲撃者が現れる・・・

 

■第四章 黒寡妃球腹蛛

 

上苙は毒蜘蛛に刺されてしまう。

 

襲撃者は裏の道の人間。

 

だが、今回の相手は彼では無かった。

 

上苙のかつての弟子・小学生の八ッ星聯(れん)だった。

 

 

 

毒で苦しむ上苙に変わり、聯と推理勝負するフーリンとリーシーだが、聯の仮説をひっくり返せない。

 

敗北を認めようとしたその時、気力を振り絞った上苙が聯の仮説を否定する。

 

上苙は「すでにその可能性を考えていた」のだ。

 

■第五章 女鬼面具

 

聯の仮説も退けるも、毒に苦しむ上苙。

 

その時、一緒にいたリゼの様子が変化する。

 

リゼは集団自殺で生き残った人物とは別人だった。

 

そして、推理勝負の刺客を送り込んできた黒幕が明かされる。

 

カヴァリエーレ枢機卿、上苙の母の「奇蹟」を否定した上苙の因縁の相手だった。

 

明かされる上苙の過去。

 

渡良瀬莉世の秘密。

 

壮大な揚足取りが始まる。

 

しかし、上苙はそれすらも否定してみせる。

 

■第六章 万分可笑

 

上苙によって明かされる「奇蹟」の真相。

 

それは心優しい少年が起こした・・・

 

「その可能性は考えた」を読み終えた感想

 

 

普通のミステリーと違って、探偵役が仮説を立てて事件の真相に近づく。という形式とは180度違うストーリー。

 

仮説を否定しつづける上苙。

 

爽快感あるストーリー展開に読む手がドンドン早くなります。

 

評判通りの新鮮な驚きがあって満足でした!

 

それでは失礼しますm(__)m

 

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