【感想・ネタバレ】青の数学2 作:王城夕紀

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数式(魔法)が解け、僕の青春が始める。

前回の青の数学の続編です。

前回、夏合宿が終り京(かなどめ)が一ノ瀬の十問の9問までを解いてE2にアップしたところからの続きです。

今回は数学に没頭していた主人公の栢山が数学とは一線を置いてしる感じがして場面の転換を感じさせました。

栢山の秋と冬はどうなるのか?

「数学とは何か?」

に答えは出るのでしょうか?

以下、ネタバレ含みます。

ストーリー

数学オリンピック出場者やE2参加者との夏合宿を終えた栢山。

合宿後、彼は自分を見失っていきます。

そんななか、オイラー倶楽部の最後の1人二宮が現れます。

彼は京(かなどめ)の数列の意味がわかったと言い出します。

実力者である彼の言葉に波紋が広がります。

栢山は、栢山の友人、ライバル達の「青春」はスピード感をあげ進んでいきます。

「青の数学2」を読みを終えた感想(ネタバレ含)

今回も一気読みでした。

前作でとてつもない集中力を見せていた栢山。

合宿の際には数学を解く時、一度もペンを置かない描写がありました。

その彼が、ついにペンを置いたのです。

彼自身が数学をやり続けることに迷いが生じてしまいました。

そういう事ってあるよなぁと思いました。

自分が好きなことでも、「なんでこれをやってるんだろう」。

そう思うとこってあるよぁとつくづく思いました。

物語序盤~中盤は数学サイドから青春サイドに物語が移ったように感じました。

七加に振られた蓼丸の接し方、王子と柴崎の恋愛と失恋。

それぞれの部活道。

今作の中で「青春とはなにかを諦めた時に始まる」という言葉がありました。

その言葉を読んで、部活や恋愛、特に学生時代のそれは振り返った時「青春」になり、その当時はただ好きなことを一生懸命、好きな人に一途に向き合ってるだけなんだと思いました。

物語終盤、迷いを振り切った栢山にオイラー倶楽部部長、皇(すめらぎ)が一ノ瀬の十問の最後の問で決闘を挑んできます。

多くを語ることのなかった皇くんの内情が今回は多く語られて魅了が増しました。

皇との決闘に勝利した栢山はついに数学オリンピックの日、最初に出会った時と同じ喫茶店で京に再開し、「数学とは何か?」への解答と賭けの決着が付けられます。

これまで物語のほとんどに登場しなかった彼女、しかし物語に大きな影響を与えてきた彼女でも迷っている事が分かりました。

栢山の答えに京は満足した様子でした。

とにかく青春の疾走感のあるシリーズでした。

「数学とは何か?」

「青春とは何か?」

そして、才能の有無、それによる苦悩と選択。

僕はこういう事を問いかけらてたと感じました。

やりたいことをやるのに才能は必要ないと思います。

でも好きなことだから、自分が誰かに及ばない事の挫折感、嫉妬。

それらを飲み込めるか、そこまでせず離れていくのか。

そういう選択ってあるなぁと思いました。

ほんとに青の数学、青の数学2と通して読んで大満足のシリーズでした。

ていうかここで終りなのかな?

続きが読みたい!!

それでは失礼致しますm(__)m