【感想・ネタバレ】か「」く「」し「」ご「」と「 作:住野よる

5人のクラスメイトが繰り広げる、これは、特別でありふれた物語


みんなは知らない、

ちょっとだけ特別なちから。

そのせいで、君のことが

気になって仕方ないんだ

きっと誰もが持っている

自分だけのかくしごと

『君の膵臓をたべたい』の著者が贈る、共感度No.1の青春小説!!

以下、ネタバレ含みます。

「か「」く「」し「」ご「」と「 」のストーリー(ネタバレ含)

■プロロオグ

誰と誰が話してるかも分からない。

たった2ページだけど、一風変わった物語を予感させるには十分な導入でした。

住野さんの作品はほんと独特ですよね。

■第1章 か、く。し!ご?と

主人公は「京くん」。

どうやら、クレイジーな少女・ミッキーこと「三木さん」が好きなようです。

そのミッキーがイケメンな友人・ヅカこと「高崎博文」にやたらと絡む姿を見てソワソワしてます。

どうやら、京くんは他人の感情の起伏が頭上に見える感嘆符や句読点で読み取れる能力?があるようです。

ミッキーの事が気になっちゃう京くん。

ミッキーに彼氏が出来たのではとソワソワ、ドキドキ。

気になってテストもボロボロ。

しかし、ミッキーに彼氏がいないと分かると一転、テストの出来は上々。

友人のヅカにもミッキーが好きなことがバレてしまう!

クラスには不登校の女子がいました。

京くんの隣の席の女の子・宮里さんです。

ミッキーは、心を壁をこじ開けるタイプの女子?らしく、雨の日に洗濯物を取り込む宮里と見かけた時助けたら仲良くなったらしい。

で、宮里さんが不登校な理由が京くんに嫌われているかもしれないかららしい。

それを、休日のTSUTAYA(多分)に出会ったミッキーに意味不明な形で教えられる京くん。

ミッキーと宮里さんの家に謝り、謝られに行って次の日、宮里さんは無事クラス復帰を果たす。

宮里さんに呼ばれて初めて今作の主人公が「大塚くん」だと判明しますw

ミッキーと何気ない風に話す京くん。

ヅカのが彼氏なんじゃないかと言われ、まんざらでもない様子であることを京くんは気付いてしまった。。。。

■第2章 か/く\し=ご※と

視点はミッキーに。

ずっと京くん視点ってわけじゃなくて章ごとに主人公が変わる系か!

それとどうやらミッキーにも特別な能力?があるみたいです。

登場人物みんなにあるのかな?

ミッキーの能力は、感情の起伏が、バーになって見えるらしいですね。

ミッキーのストーリーは文化祭の演劇の話。

ミッキーたちのクラスではヒーローショーをやることに!

いつもクレイジーな扱いを受けるミッキーは。自薦他薦でヒーロー役。

脚本はパラ、衣装はエルとあだ名を付けられた宮里さん、京くんは通行人(B)w

快活なミッキーは実は進路に迷っていた。迷いまくっていた。

外国語を学びたいとやりたいことが明確になっているヅカや、衣装作りをしたいと決めているエル、演劇・監督の道に進みたいと決めいているパラ。

京くんもギターを練習している(レフティってかっこいい!)様子。

周りのみんなは何気に進路を決めてるのに自分はと焦る所があるようなミッキー。

パラのクレイジーぶりや、京くんの報われなさを描きながら、文化祭の当日を迎える。

劇の本番前、舞台袖でミッキーは、久しぶりに自分が緊張していることに気付く。

そこに「大丈夫だよ」と京くん。

ミッキーの手を見握る手。

ミッキーはリラックスし、本番も迎えることが出来た。

劇は順調に進む、ラストシーンでミッキーは会場を見渡した。

こんな劇を作り上げてしまうパラや、協力してくれたクラスメイトのみんなに感極まってしまう。

すると、強力なスポットライトのせいでセリフをど忘れするミッキー!!

慌ててセリフが出てこないミッキーを、上手くフォローしてしまう普段クレイジー中のクレイジーなパラ。

劇は無事に幕を下ろした。

とっさのアドリブも飄々とこなしてしまうパラを見て、ミッキーはパラをかっこいと思っていた。。

次の日、文化祭の模擬店周りをしていたミッキー。

校庭でたこ焼きを食べている京くんを見かける。

昨日の舞台袖での事のお礼をするミッキーだが、京くんは「?」な様子。

京くんは声はかけたけど、手は握っていないそう。

ですよね~ww

手は握ったのはパラだった。

パラは京くんへの援護射撃のつもりだったよう。

ミッキーは意味がわからなかったようで、ここでも京くん残念w

ミッキーも文化祭を追えて、自分が好きな古典を勉強するため文学部に進学することを決める。

パラに告げると、「人生は好きなことをやってるだけでも足りないんだよ」と言って進路について全面的に肯定してくれる。

ミッキーはパラこそが「正義のヒーロー」だと思った。

ミッキーはいい友達を持っていましたね。。。

■第3話 か1く2し3ご4と

次の主人公はパラ。

パラは本名が出ないなぁ~~

パラもやっぱり能力を持っていました。

パラの場合は、心音が数字で見えるらしい。

奇天烈なキャラもどうやら計算されたものらしいです。

パラの章では、修学旅行!

旅行先は、南国(多分沖縄)。

弟子(ギターの)である京くんとミッキーをくっつけるべく、またヅカとミッキーがくっつくのを防ぐべくパラはヅカにべったりくっついて修学旅行を過そうとしています。

修学旅行中に鈴を渡すとずっと一緒にいられるというおまじないが流行っている設定。

修学旅行の出発の朝、ヅカが鈴を持っていることを知ったパラは、誰に渡すのか?誰から貰ったのか?

それがずっと気になっちゃう。

そんなこんなで修学旅行を過ごしているパラたち。

夜のテンションで、恋愛話になる女子班。

ヅカが好きなのか聞かれるパラ。

「パラ」らしく話題を乗り切るパラ。

次の日、エルやヅカに振る舞いを注意される。

でも意地になってやめないパラ。

そのせいでアクシデントが。

偽りのキャラを演じている自分に罪悪感や嫌悪感を抱えてしまったパラは、一人になるために部屋を出る。

誰もいない階のソファに座ろうと思っていたパラ。

しかし、当然罵倒の声に襲われる。

どうやら、班の女の子がヅカに鈴を渡して告白していたらしい。

最悪なタイミングに出くわしてしまったパラ。

女の子を傷付けてしまったが、なにも出来ないことに気付いてしまう。

罪悪感でいっぱいのまま、ミッキーたちとお風呂に向かうパラ。

湯船に潜りながら泣いているのを誤魔化す。

しかし、長風呂と寝不足のせいで熱中症で倒れてしまう。

次の日の、修学旅行をホテルで過ごすパラ。

体調は戻り、ゆっくりとこれまでの自分を見直すことが出来た。

そこに現れたのは、ヅカだった。

ヅカはパラの考えることをほぼ正確に把握していた。

ヅカも能力があるのでしょうね~

ヅカとの会話の中で、「パラ」を演じる自分でも、自分なんだと思えたパラだった。

修学旅行最終日、ミッキーから鈴を貰って喜ぶパラ。

ミッキーは京くんやヅカ、エルにも鈴を渡していたようだけど、パラのは特別だと言われて納得した様子。

弟子である京くんもミッキーに、「お返し」という形で鈴を渡したと聞いてニンマリ!!

しかし、ヅカが朝持っていた鈴に関しては謎のままだった。

最後にどうやら、エルの名前が『鈴』、もしくは『鈴』の漢字が入るものだと予想させてパラの章は終わりました。

これまでの中で一番天真爛漫キャラだったパラが、一番悩んでいる様子が描かれていました。

次は誰でしょうか?

■第4章 か♠く♢し♣ご♡と

次の主人公はヅカ。

彼の能力は、感情の種類がトランプの絵柄、感情の強さが絵柄の大きさで分かるというもの。

ヅカたちは進級し、春を迎えていた。

進路相談が始まっている中、食堂でミッキーとエルがクッキーを食べていた。

エルが作ったものだと安心して食べるヅカ。

そんな中、エルに哀しみのマークが浮かんでいることに気付く。

進路相談室で赤本を調べていたヅカ。

パラが現れる。

二人は本音で話せる位、仲が良くなったみたいです!

京くんとミッキーの関係についてなんやかんや話す二人。

最近、ミッキーは誰かに告白されたけれど振ったらしいと話すパラ。

その事でまた随分落ち込んでいたらしい京くん。

ほんと不遇ですねw

しかし、パラがゆうにはたまたま振ったのではないらしい。おや?

ヅカはヅカでエルが気になる様子。

それが恋によるものなのか、なぜか決めきれないでいる様子。

進路相談から図書館に戻ろうとするヅカ。

途中で、京くんとエルに出会す。

普段、仲の良い二人だけど何か微妙な空気。

よく分からなけどすごく避けれれていると京くん。ほんと不遇。。。。

そんなヅカたちは、週末にお花見を計画していた。

お花見当日、ヅカは待ち合わせ場所に向かっていた。

最初に合流したのは、京くん。

一人一品のところ、二人して焼きそばを作ってきてしまうw

次に合流したのはエル。

ヅカは二人の微妙な空気を実感しちゃう。。。。

お花見が始まっても、明らかに京くんには冷たい態度のエル。

堪りかねたヅカは京くんを助けるべく、一時、連れション名目で席を外す。

ここまで冷たく接される覚えはやはりないと京くん。。。

どうやら、京くんもエルのクッキーを貰っていたらしいが、それが原因なのかは分からずじまい、それとなくエルにクッキーの話題を出すことを約束してみんなのもとに戻る京くんとヅカ。

お花見に戻って、とりあえず世間話を振ろうしたとことにミッキー!

エルに教えてもらってクッキーを作ってきていた。

それを見て、最大級に大きくなるエルの哀しいスペードマーク。

耐えきれず、席を外すエル。

追いかける、ヅカ。

青春ですね!

追いかけたヅカ。

なぜ、エルが京くんに冷たく接するか聞き出せた。

エルは、京くんがミッキーを好きなのは知っている。

ミッキーも、京くんも友達として大切に思っている。

でも、京くんがミッキーと恋人になってしまったら、京くんは自分なんて忘れてしまうのではないかと不安になっていた。

その気持ちから、ミッキーに自分より上手にクッキーが出来ないようにしてしまったことも罪悪感を感じている。

ヅカはエルに「変わらなくていい」と告げる。

ヅカはエルが、他のみんなに良い影響を与えていることに気付いた。

本作で一番、青春してますねヅカはw

そして、最後くだらない話。

中学生の頃の1ヶ月だけだけど、恋心を良く分かっていなかったヅカとミッキーは付き合っていた!!

現在はお互いに完全に友人に戻っているけれど、やはりその頃の記憶は恥ずかしいらしい。

ヅカは元カノでもあるミッキーに「今度は勘違い」じゃないと言う。

ヅカはエルへの気持ちは恋心だと確信したようですね。

そして、ミッキーも「私も」と返す。

ミッキーは京くんの元へ走っていく。

おや?京くん!!!

最後は、エルですね!

■第5章 か♠く♢し♣ご♡と

エルこと、宮里さんの章です。

エルは、5人の中で一番直接的な能力を持っていましたね。

恋心が、矢印で見えるらしいです。

誰が誰を好きか、矢印の方向で分かるらしいです!

どことなく、京くんと似た感覚をもっているエルは京くんの悩みもなんとなく分かっているようです。

とりあえずエルは巻き込まれ体質で、そういう部分も京くんと同じく不遇キャラですw

でも、京くんの背中を押してあげるエルがいなければ京くんはミッキー上手く行かなったでしょうね!

「か「」く「」し「」ご「」と「 」を読みを終えた感想

『かくしごと』はこれまでの住野さんの作品より、ずっと読みやすく共感しやすい内容だったと思いました。

5人はそれぞれ、人の気持ちを表す何かが見えていますが、それでも完全に誰かの心を読めてしまうものではない。

つまり、普通の人とほとんど変りません。

人の気持ちなんて100%把握する事なんて無理ですよね。

そんな特別だけど、ありふれた登場人物だから共感しやすいのかなと思います。

全編通して、登場人物がみんな愛らしく応援したくなりますね。

特に京くんw

小ネタですが、単行本の帯を取るとQRコードが書かれています。

ここにアクセスすると、公式サイトに飛ぶのですが、

京くん、ヅカ、ミッキー、パラ、エル。

それぞれのサイドストーリーが読めます。

サイドストーリーを読むためには本編のクイズを解かなければ読めないのですが、実際に読んだ人なら普通に答えられます。

僕は、本を買ってほしいのでこのネタバレはしませんがw

サイドストーリーを読むと、本編の謎やキャラたちのその後が分かって良いですよ♪

それでは失礼しますm(__)m

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