【感想・ネタバレ】櫻子さんの足元には死体が埋まっている~蝶は十一月に消えた~ 作:太田紫織

「櫻子さんの足元には死体が埋まっている」シリーズ、第4弾!

北海道・旭川の冬は長い。

僕、正太郎と、骨を偏愛するお嬢様・櫻子さんは、雪が降る前に森でフィールドワークをすることに。

担任の残念イケメン・磯崎先生も一緒に、森に入った僕たち。

そこに、先生がかつての教え子が行方不明だという報せが届く。

しかも彼女の親友も、数年前に失踪していて・・・・。

そこに骨がある限り、謎を解かずにはいられない、博識ヒロイン櫻子さんの大人気ミステリ!

以下、ネタバレ含みます。

 

「櫻子さんの足元には死体が埋まっている~蝶は十一月に消えた~」のストーリー(ネタバレ含)

■プロローグ

母とスーパーに買い物に来ていた正太郎。

偶然買い物に来ていた櫻子とばあやに出会う。

ばあやの病院の帰りだという櫻子。

ばあやがどこか悪いのか心配する正太郎。

平気だとばあや。

ばあやにパーティーに誘われたところで二人と別れる。

帰り際、ばあやとの会話から母親の事も心配する正太郎。

母親の健康を祈る正太郎だった。

■第壱骨 猫はなんと言った?

正太郎は櫻子と林檎刈りに出かけていた。

帰り際、正太郎のスマホが着信を告げる。

スマホに表示されたのは、友人の鴻上百合子。

電話口の百合子は取り乱していた。

百合子の叔母が飼っていた猫が死体で見つかった。

櫻子に協力して欲しいというお願いだった。

正太郎と櫻子はすぐに、百合子の元に向かった。

向かった先は百合子の叔母である・椿のマンション。

そこで、百合子の恋人である・須藤とも対面する。

猫の死は、ストーカーによるものなのか。

それとも野生の動物によるものなのか。

飼育員で、ばあやの孫でもある標本士・内海巡査の協力を得ながら、櫻子は猫の死の真相を突き止める。

愛する猫を不幸な目に合わせたのは、職場を偽り、かつてDV男として何度も警察のご厄介になった男だった。

犯人は椿にとってもっとも信頼しているはずの男だった。

キーワードは「アライグマ」と「匂い」

■第弐骨 私がお嫁に行く前に

椿と猫の事件から2週間。

正太郎は、百合子とパンケーキを食べに来ていた。

正太郎はそこで、百合子が櫻子と親密になっている事について少し聞いてみた。

少し前、百合子の祖母の月命日に櫻子と偶然鉢合わせたそうだ。

そこで、百合子は祖母が自分に残した絵が分からないと櫻子に相談する。

残された絵の中で、それらしいものをいくつかピックアップする櫻子。

結局どれが、祖母が百合子に残したものか分からない、というか決められないと櫻子。

それが、分かるのは亡くなった祖母と百合子だけだろうと。

亡くなった祖母の想いを少し分かった百合子は、これまでより少し気持ちが楽になったようだった。

百合子と櫻子のエピソードの最後に、ばあやの名前が「梅」であることを知る正太郎。

知り合って1年程たつ自分が知らなかった事を、百合子には話していることに釈然としない正太郎だった。

キーワードは「祖父と孫」と「手紙」

■第参骨 蝶は十一月に消え

正太郎は櫻子と、担任である磯崎とフィールドワークと称して骨探し&花探しに来ていた。

そんな時、磯崎のスマホに着信が入る。

なかなか電話に出ない磯崎だったが、切れない着信に諦めたように電話にでる。

電話の主は、かつての教え子の母だった。

「娘が家出して帰ってこない」

不吉な電話でフィールドワークは終わりを告げた。

家出したのは、かつての教え子・圓一重(まどか ひとえ)。

二年前に失踪した教え子・西沢二葉(にしざわ ふたば)。

失踪した二葉の友人である、一重が家出して事を元担任である磯崎は重く見ていた。

一重の家に行くも、行き先の手がかりはなく、一重の友人である津々見三奈美(つつみ みなみ)を訪ねることにする。

三奈美の家を訪ねるが、三奈美の方も自宅に帰ってきていなかった。

一重もそうだっが、三奈美も家族関係が上手くいっていないようだ。

彼女はスーパーでバイトをしていて、仕事が終わっても帰って来ていなかった。

バイト先の情報でファミレスにいるかもしれないと聞き、正太郎たちはファミレスに向かう。

教えられたファミレスには確かに三奈美はいた。

しかし、一重の事を尋ねても知らない、話したくないと拒絶されてしまう。

そんな三奈美に櫻子は磯崎の心情や、三奈美の心身の疲れを持ち出し、一旦気持ちを落ち着かせる為、櫻子の屋敷に連れて行くことに成功する。

次の日、三奈美を屋敷に連れてくることで、三奈美を落ち着かせる事が出来た櫻子。

三奈美から、一重がいそうな所を聞き出すことに成功する。

正太郎と櫻子と磯崎、三奈美とそしてヘクターを連れて一重のいるであろう廃屋に向かった。

しかし、櫻子の狙いは違っていた。

死体を探すこと出来るヘクターを連れてきたのは当然「死体を見つける」ためだった。

ヘクターによって、失踪した二葉の白骨を発見する。

二葉は一重がいる前で自殺し、それを隠すために三奈美が埋めたのだと三奈美が告白する。

失踪した二葉はこうして、磯崎たちに発見される。

しかし、ヘクターはまだ廃屋に死体の気配を察知するように駆け出す。

磯崎は本来の、一重を見つける目的を思い出し急ぎ廃屋に向かった。

廃屋のベッドには、一重と一重の飼っていた犬が横たわっていた。

死んでいたのは犬だけで、一重は睡眠薬を飲み眠っていた。

目を覚ます、一重。

三奈美と和解し涙を流す。

しかし、掘り起こされた穴をみて愕然とする一重。

櫻子は、骨をみて自殺では無いと言った。

二葉は自殺しようとしたが、条件が整わなかったため一重に自分を殺すように脅してきたという。

無我夢中になった一重は本当に二葉を絞殺してしまったのだった。

最悪な形で事件が終わろうとしている中、二葉の他にも白骨死体があることに気付く正太郎と櫻子。

その死体を埋めたのが花房と名乗る中性的な男であると櫻子は予感していた。

事件は、1人の少女の死と2人の少女の犯罪の発覚、さらに謎の遺体の発見と実に最悪な形で幕を閉じた。

■エピローグ

正太郎は、プロローグでばあやに約束したパーティーに来ていた。

たくさんの人、たくさんの料理が集まっているが何のパーティーか分からない正太郎。

ばあやに聞いても、在原に聞いても教えてくれない。

櫻子にも聞いてみるが、まだ話したくないと教えてくれない。

そして、最後に櫻子は今回の謎の白骨死体と同じ特徴をもつ死体がかつて何体も見つかっている事を話す。

誰か特定の人物が捕まること無く犯罪を犯している。

シリーズの謎を提示しつつ、物語は一旦終わる。

キーワードは「蝶」

「櫻子さんの足元には死体が埋まっている~蝶は十一月に消えた~」を読みを終えた感想

シリーズ第4作。

前回気まずい感じで終わったけど、案外普通に接している櫻子と正太郎。

相変わらず、出掛けば死体に遭遇しちゃいます。

今作でも、少し櫻子の過去が分かります。

何より今作で、シリーズの「敵」みたいな存在が明らかになった気がします。

「蝶形骨」と呼ばれる部分だけ奪われた白骨死体。

それを行っているであろう人物・花房。

前作まではそうでも無かったのですが、面白くなってきましたね。

それでは失礼しますm(__)m

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