【感想・ネタバレ】これは経費で落ちません!2 作:青木祐子

使える経費の多い社員は、たまに足を踏み外しかける。

経理部の森若沙名子、27歳。

多くの領収書を処理する沙名子には、社内のいろいろな人間関係が見えてくる。

周囲に与えた分以上のことは期待せず、されず、精神的にも経済的にもイーブンでいることを大切にする沙名子は、他人の面倒ごとには関わりたくないのだけど、時に巻き込まれることも。

ブランド服、コーヒーメーカー、長期出張・・・

それは本当に必要なものですか?

以下、ネタバレ含みます。

 

「これは経費で落ちません!2」の登場人物

■森若沙名子(もりわか さなこ)・・・経理部。入社6年目の27歳。彼氏いない歴=年齢だが、過不足のない現在の生活は完璧だと思っている。

■佐々木真夕(ささき まゆ)・・・経理部。25歳。愛社精神に溢れているが、ケアレスミスが多い。

■山田太陽(やまだ たいよう)・・・営業部のエース。27歳。森若さんに好意を寄せている。

■皆瀬織子(みなせ おりこ)・・・広報課一筋15年のベテラン社員。会社の顔としていろいろなメディアに露出している。既婚。

■横山窓花(よこやま まどか)・・・総務部庶務課の事務員。32歳。理屈よりも習慣を大事にする。

■山崎柊一(やまざき しゅういち)・・・常に売上No.1を維持する、営業部の真のエース。33歳。山田太陽の憧れ。

■田倉優太郎(たくら ゆうたろう)・・・経理部。入社15年目。大きな体に似合わず神経質な一面もある。

「これは経費で落ちません!2」のストーリー(ネタバレ含)

■第1話 取材は広報課を通してください。

沙名子は求人用の広告にコメントを掲載されていた。

広報課の皆瀬織子に頼まれたからだったが、最初の原案では本名は出ているは顔写真は出ているはでNGを出していたので修正されていてホッとしていた。

経理部の部屋で真夕と話していると、その織子が精算の為に現れる。

彼女の申請に疑惑がなかったのでスンナリと沙名子は受け取った。

しかし、経費で計上されていた織子の衣服の高さから徐々に彼女の計上する費用に疑問を覚える沙名子。

沙名子は休日に織子の夫が撮影をしていると調べた場所を訪ねるとそこには経費で買ったと思われるカメラやお菓子があった。

織子は服の高さを隠れ蓑として、夫の為にカメラとやお菓子を買っていた。

それを知ってしまった沙名子は、上司に報告し織子に釘を指すことだけに留めた。

プライベートでは営業部の太陽と一緒にご飯を食べに行ったりと仲良くなっている様子で微笑ましい。

■第2話 女には戦いがある・・・らしい・・・

庶務課の横山窓花と玉村志保は仲が悪かった。

窓花は保守派、玉村は改革派?だった。

今回二人はコーヒーメーカーを置くか、エスプレッソマシンを置くかで対立していた。

水面下で他の女性社員を巻き込みながら、女の戦いに巻き込まれる沙名子。

陰湿な根回し、直接的な自分のファンデーションを割られるという被害に遭いながら自分のポリシー通りにどちらにも加担しない沙名子だった。

最後の落とし所を作ったのは、前回少し因縁が出来た皆瀬織子だった。

織子が企画した女性社員全員参加の飲み会で「仲直り」は行われた。

結局、ファンデーションがどうして割れたのかハッキリとは言及されなかった。

■第3話 気にしないでいいよ、おごるから。出張手当入ったから。

沙名子は恒例のように太陽とご飯を食べていた。

その席で太陽が先輩営業マンである山崎と飲みに行った時のエピソードを話していた。

太陽の自分に対して都合のいい考え方と、自分の考え方の違いに少し落ち込む沙名子だった。

その山崎がやたらと多い旅費精算をしてくることを沙名子は気にしていた。会社の費用で旅行を楽しんでいるのではないかと。。。

しかし、山崎には圧倒的な成績もあるので強く言えるものはいなかった。

沙名子は山崎と話す機会に自分の考えを山崎にぶつける。

山崎は意外なほどにあっさり沙名子の考えを認めた。

山崎は自分が営業ではなく研究の仕事がしたいため、敢えて問題になるような旅費を計上していた。

そうすることで営業を追い出されないかと期待していた。

意図して多い旅費を計上する山崎に対しても、結局その場で新たな開拓先を得てくる山崎を沙名子ですら強く出ることが出来なかった。

■第4話 これは経費で落ちません。

沙名子に似て、黙々と仕事をこなす先輩経理マンの田倉勇太郎。

友人の熊井に対してだけ、これまでの勇太郎と違う仕事ぶりに沙名子は違和感を覚える。

繰り返されていた仮払金の現金精算。

熊井の置かれた家庭事情から沙名子は嫌な想像をしてしまう。

それを裏付ける材料が揃った時、沙名子は熊井に話をする。

そこで分かってしまったのは、熊井が勇太郎を利用していることだったので余計に気分が沈む沙名子だった。

熊井は工場からリベートを着服していた。

それが報告され、熊井は退職になるだろうし、家族はどこかに引っ越さなければならないし、病気の娘はどうなるか、子どもは2人いて転校になるだろう。

自分はただ、仕事をしただけだが1つの家庭を壊してしまったのかと思い悩む沙名子。

一人悩んで公園にいる時、太陽が駆けつけてくれた。

沙名子が太陽に対して恋心を認めた瞬間だった。

■エピローグ ~おまけの真夕ちゃん~

沙名子が体調不良で休みの中、太陽、織子、山崎が一気に経理部に押し寄せる。

今日も経理部は平和だった。

「これは経費で落ちません!2」を読みを終えた感想

ただ、淡々と仕事をこなしていく沙名子の変化が微笑ましい一冊でした。

前作からアプローチされていた太陽との関係が進展していって、沙名子がドンドン可愛らしくなっていってます!

仕事の面ではいろいろな事に巻き込まれながらも自分のポリシーは決して曲げることなく仕事をする沙名子の強さはかっこいいなと思いましたが、これからそれが崩れていきそうな予感がしますね。

あと沙名子の声好きなところや脳内のセリフが面白かったですww

それでは失礼しますm(__)m

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