【感想・ネタバレ】女王のポーカー 作:維羽裕介

私に青春、賭けてみる?

浦原甚助が1週間前に出会った転校生・江頭妙子は、ポーカーの素人のはずだった。

しかし今、目の前で微笑む彼女は、強豪サークルを一人で潰し部室を奪い、おまけに浦原を完膚なきまでに叩きのめしたポーカーの女王である。

女王は言う。

「一緒に王を倒そう」

敵は無敵のドリームチーム、対する女王の兵隊は不登校、劣等生、犯罪者、そして学校一の嫌われ者・浦原。

頭脳スポーツ青春小説開幕!

以下、ネタバレ含みます。

 

「女王のポーカー」のストーリー(ネタバレ含)

■1、眠れる獅子にドロップキック

主人公・浦原甚助が語る通り、物語は転校生から始まる。

甚助が図書館で出会った少女の名前は江頭妙子

甚助達が通う中学校では、とある理由から「ポーカー」が長い間大流行している。

突然、一緒に下校する事になった甚助と江頭。

帰り道の道中、なぜ中学でポーカーが流行っているか、転校したばかりでポーカーも初心者の妙子に教える甚助。

物語の始まりに高揚したのか、甚助の体はいつもより熱くなっていた。

ただの夏風邪だった。。。

1週間ほど休んで登校すると、強豪サークル「うさぎ強盗団」が潰されていた。

そのサークルを潰したのは、江頭だった。

甚助は江頭に一騎打ちを申し込む。

甚助は校内シングルランキングで最高9位に実力者だが、江頭に完膚なきまでに敗退する。

勝負が終わった江頭は、甚助を屋上へと誘う。

屋上での話は、最強のサークルである「倶楽部(クラブ)」を潰そうというものだった、

クラブの初代代表で、中学でポーカーが大流行するきっかけになった人物・桜庭諒太は江頭の兄だった。

誤った伝説と、一人歩きを続ける伝説を滅ぼすため江頭は「倶楽部」を潰そうとしていた。

江頭に誘われ、自分のかつての過ちの雪辱のため、甚助は江頭の「兵隊」になる事を決める。

■2、ゴミを潰してリサイクル

団体戦に必要な人数は5人。仲間集めはすぐに始まる。

ますは、江頭の幼なじみである柳雪友(愛称:メシア)が合流する。

チーム名は「ポーカーモンスターズ」となった。

柳は学校では恐ろしく学業成績が悪かったが、チームのブレインとして江頭から信頼されていた。

不信に思う甚助も、「女王」である江頭に反抗はしなかった。

4人目として合流することになるのは赤村誠

サークルに属さず、初心者狩りをする不登校児だ。

赤村のプレイスタイルや性格を分析し、上手く勧誘する方法を想定していた江頭と甚助。

しかし、赤村の不用意な言葉で江頭はブチ切れる。

甚助以上にボコボコに打ち負かされた赤村だが、試合前に約束した通り「ポーカーモンスターズ」に参加する。

■3、オーガさんを探せ!

5人目として白羽の矢を立ったのは、違法ポーカーに手を出していると言われる「オーガ」。

しかし、学校の誰なのか特定出来ていない。

「ポーカーモンスターズ」は学校からの依頼でもある”オーガ”の特定、さらに「倶楽部」の偵察も兼ねて夏の強化試合に参加する。

強化試合でのプレイスタイルからオーガと類似するもの、さらにチームのブレインである柳の情報収集によって得られたデータを元にオーガを特定していく4人。

しかし、他のサークルになぜか同じような情報が流れ”オーガ”の捕獲は先を越されてしまう。

だが、それは柳の罠だった。

真の”オーガ”は、小此木祐

真相を見破られた小此木も「ポーカーモンスターズ」に参加する。

かくして団体戦に参加出来る5人が揃った「ポーカーモンスターズ」。

女王・江頭に率いられる甚助たちは、負ければ校内でポーカーが出来なくなる「王座戦」に挑むべく準備を始める。

ポーカーでギャンブルをせずに勝つ。

その為に、相手の情報をとにかく収集し分析。

運ではなく、確率。

ベストではなく、ベターな選択肢を重ね続けられるように。

「ポーカーモンスターズ」の戦いが始まった。

「女王のポーカー」を読みを終えた感想

題材が「ポーカー」、さらに中学生という珍しい組み合わせが気になって購入しました。

こうした、知略戦を描いたスポーツ物は面白いですよね!

ポーカーを全然知らなくても読める親切設計ですし、会話も楽しいので読みやすいです。

「ポーカー」というカードゲームをギャンブルとして捉えること無く、実力で勝敗の決まるスポーツとして描かれるのがいいですね♪

本作は、序章のような扱いですが存分にこの先の展開に期待させてくれる1冊でした!

それでは失礼しますm(__)m

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