【感想・ストーリー(ネタバレ有)】消えない月 作:畑野智美

あなたの愛を激しく揺さぶる

 

出版社に勤務する松原とマッサージ師のさくら。

 

二人は付き合い始め、やがて別れる。

 

それで終わりのはずだった。

 

婚約までした男と女の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない。

 

以下、ネタバレ含みます。

 

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「消えない月」のストーリー(ネタバレ含)

 

28歳の誕生日を迎えたマッサージ師の河口さくら

 

勤務する福々堂のスタッフに誕生日を祝ってもらって少し幸せな気分だった。

 

いずれは開業して自分の店を持ちたいと考えていたさくらは恋愛より仕事と考えていたけど、やっぱり彼氏も欲しいと考えはじめる。

 

さくらには数少ない自分を指名してくれる常連がいた。

 

大手出版社に勤務する編集者松原義文

 

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松原は福々堂によく来店していた。

 

そして、さくらの誕生日にも偶然来店する。

 

そこでさくらは成り行きの話で誕生日だと話した。

 

後日松原はさくらの誕生日プレゼントを渡すためだけに福々堂を訪れる。

 

それがきっかけでさくらと松原は一緒に御飯に行くようになり、最終的に結婚を前提にした付き合いを開始するが。

 

松原は付き合い始めると歪んだ人格が顕在する。

 

付き合い出してそう時間を経たずにさくらの方から別れを切り出す。

 

しかし、それがさくらの悲劇の始まりだった。。。。

 

 

 

松原はさくらに対して極めて自己中心的な考えでストーカーをはじめる。

 

全てを自分の都合のいい解釈で行動する松原は法も犯すし、モラルなどどこにも無かった。

 

さくらは知人、友人、家族、警察の全てを頼るも松原からは逃げられない。

 

さくらの精神も肉体もドンドン衰弱する。

 

 

 

 

時間が経つにつれ、さくらには助けてくれる存在が増えていく。

 

逆に松原には誰もいなくなっていく。

 

さくらは松原に対して強い警戒と対抗心を持つようになるが、さくらは松原から、松原の執念から逃げ切れるのか・・・

 

「消えない月」を読みを終えた感想

 

僕は畑野智美さんの小説が大好きです。

 

これはホラー小説ではないということでしたが、ホラーより怖かったです^^;

 

読み始めてすぐは「相変わらず雰囲気の良いなぁ~」とのほほんと読んでいたのに開始40ページで作中のストーカー松原のように物語も豹変しました。

 

松原の自己中心的で歪んだ人間にイライラするし、さくらはさくらで性格的な問題からか100%松原を拒絶しないのでさらに松原の行動に歯止めがかからなくなっていきます。

 

読み進めるととにかく松原という存在が怖くて怖くて仕方なくなります。

 

「ストーカー」というテーマが一番にあると思いますが、本作には様々な要素が盛り込まれているように感じました。

 

SNSの弊害、親の人格形成への影響度、友情とは、警察の対応力など読み終わった後に考えさせられる事の多い作品だと思います。

 

本当に怖いのに結局夜通し読んでしまうくらい次が気になるストーリー展開で、すごく面白かったです!

 

それでは失礼しますm(__)m

 

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