【感想・ざっくりストーリー解説】彼女がその名を知らない鳥たち 作:島本理生

あなたはこれを愛と呼べるか


八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳年上の男・陣治と暮らし始める。

 

下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。

 

彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。

 

そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。

 

「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが・・・

 

衝撃の長編ミステリ。

 

以下、ネタバレ含みます。

 

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「彼女がその名を知らない鳥たち」のざっくりストーリー解説

 

DVDを見終わって、北原十和子は八年前に別れた男・黒崎俊一について夢想している事に気付く。

 

今では彼と比べるべくもない、下品でどうしよもない十五歳上の男・佐野陣治と共に暮らしていた。

 

別れから八年が過ぎても十和子の心には俊一がいつもでも離れずに残っていた。

 

一方で生活を支えてらっている陣治に対しては憎悪や嫌悪が日に日に増していた。

 

俊一に会いたい。

 

俊一に会えさえすれば、自分の人生は変わるのではないかと十和子はいつもでも自堕落な生活を送っていた。

 

 

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そんな十和子の生活に変化が訪れる。

 

きっかけは腕時計の修理だった。

 

修理を依頼した時計はメーカーが倒産していて、購入したデパートでは修理が出来ないと言われる。

 

しかし、十和子はその時計に執着しほとんどクレーマーのような存在となっていた。

 

そんなある日、十和子の対応をしたのが水島真だった。

 

十和子は電話越しに彼の声を聞いただけで、何かが始める事を予感していた。

 

 

 

 

水島は十和子への対応のために十和子のマンションの部屋を訪ねてくる。

 

そして男女の関係になるのに時間はかからなかった。

 

しかし、水島には妻も子どももいた。

 

十和子は水島を妄信し、水島の調子の良い言葉を真に受けて関係は続いてしまう。

 

だが、そんな関係はいつもでも続かない。

 

水島の不倫は何者かによって会社や家族に伝えられる。

 

徐々に会うことが減る中、心を乱していく十和子。

 

空虚な心を満たすために元恋人の黒崎俊一の電話番号をプッシュする。

 

しかし、誰も電話には出なかった。

 

 

 

数日後、十和子の元を警察が訪ねてくる。

 

警察の話と十和子の記憶は食い違う。

 

黒崎俊一に対しての電話は妻である国枝カヨが出ていた。

 

そして、不信に思ったカヨが警察に連絡したのだった。

 

十和子は警察からある事実を伝えられる。

 

俊一は5年前に行方不明になっていたのだった。

 

 

 

5年前という時期。

 

水島の対する嫌がらせ。

 

十和子にはある人物の顔が浮かんでいた。

 

 

 

黒崎俊一の行方。

 

十和子の悲惨な過去。

 

陣治の愛の形。

 

全てが明らかになって「愛」とは何かを考えさせられる。

 

「彼女がその名を知らない鳥たち」を読みを終えた感想

 

十和子が黒崎と別れた理由、そのシチュエーションが分かった時の悲壮感。

 

陣治が何を願っていたのか。

 

その辺りが明かされて、いくつもの歪んだ愛を目撃しました。

 

その中に本当にたった一人の救済を信じた愛があった事に感動しましたが、それは有りなのか考えさせられる物語は重たいながら満足感ある読了感でした。

 

映画化も決まっていて、面白い作品になるではないかと思います!

 

映画「彼女がその名を知らない鳥たち」。

 

キャストなどはこちらからチェックできます!↓↓
映画「彼女がその名を知らない鳥たち」公式サイト!!

 

それでは失礼しますm(__)m

 

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