【感想・ざっくりストーリー解説】夜明けのカノープス 作:穂高明

幻の星のかがやきがあなたを優しく包み込む

教師の夢をあきらめ、小さな出版社で契約社員として働く映子。

 

仕事は雑用ばかり、あこがれの先輩への恋も叶わない。

 

自分を持て余す日々を送る映子が、生き別れた父親との再会をきっかけに得たものは・・・?

 

一等星なのに、日本では限られた条件でしか見えない星「カノープス」をモチーフに、不器用な女性の逡巡と成長を暖かく紡ぎ出す。

 

以下、ネタバレ含みます。

 

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「夜明けのカノープス」のざっくりストーリー解説

 

大学時代の教育実習を経験した事で教師を志していた藤井映子。

 

しかし、教員採用試験には4年経っても通らなかった。

 

映子は教師の夢を諦め、出版社の契約社員として働いていた。

 

自分自身の契約社員という立場。

 

夢を叶えられなかった事。

 

気持ちは後ろ向きなまま、日々の誰にでも代替の効く雑用のような仕事をこなしていた。

 

そんな映子に変化のきっかけを与えたのは父だった。

 

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映子は副編集長の太田とともにとある大学の教授の元に向かっていた。

 

安川登志彦、歴史を専門とする彼は映子が幼いころに離婚したその人だった。

 

映子は父の安川に子供向けの歴史の本の執筆を依頼し、一緒に仕事をすることになった。

 

 

 

夢を諦めずに追い続ける友人、夢を叶えた憧れの先輩、かつての教育実習の時の教え子の前向きな気持ち。

 

自分には何もないと映子は落ち込んだりする。

 

そんなある日、映子はプラネタリウムに関する仕事を手伝うことになった。

 

そしてそこで「カノープス」という星について知ることになった。

 

一等星でありながら、限られた条件でしか見ることの出来ない星。

 

その星を見たもんは長寿になると言われる「長寿星」。

 

 

 

歴史本のネタになるという事で映子は登志彦に「カノープス」の話をする。

 

登志彦も非情に興味を持ってくれた。

 

映子は自分自身を変えるために、まずは14年も疎遠だった父とプラネタリウム、カノープスを見ることにした。

 

映子はきっとこれから自分は変われるのだと感じていた。

 

「夜明けのカノープス」を読みを終えた感想

 

叶えられなかった夢、自分じゃなくても大丈夫な仕事、手が届かない憧れの先輩。

 

普通の人間が抱えていそうなことを洩れなく抱える映子という主人公。

 

文庫でたった200ページの物語でも、内容は充実していました。

 

映子が具体的にどう変わったかは物語では明らかになりませんが、読み手によって描く未来が違っていい。

 

そんな小説だと感じました。

 

どんな状況になっても夢を持って、前向きに生きていって欲しいと思いました。

 

それでは失礼しますm(__)m

 

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