【感想・レビュー】コンビ 作:畑野智美

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【コンビ】の感想・レビュー

■あらすじ

新番組獲得を賭けたオーディションに惜しくも敗れて一ヶ月。

着実に仕事が増えてきた”メリーランド”の二人。

しかし、漠然とした不安が拭えることはなく精神的に追い込まれていく。

なぜ、漫才を続けるのか?

新城と溝口、彼らに関わる誰もが悩み、苦しんでいた・・・

■感想・レビュー

南部芸能事務所シリーズの完結作。

本作ではメリーランドの新城と溝口を始め、マネージャーだった鹿島、先輩芸人やライバル、事務所の社長など、全ての人の最後の物語が描かれています。

芸能界という特殊な業界に身を置く、また置いてきた彼らの拭えない不安、突然の環境の変化への途惑い。

登場人物たちの悩みはそれぞれで、どれも切実で、深いものだと感じました。

この1冊は「人間というものを深く解剖する」小説だと思いました。

心の動きなどがリアルで読んでいて自分もプレッシャーや不安を感じました。

それでも、読み終わった時に感じたのは登場人物のそれぞれに「相方(コンビ)」がいるんでと言うことでした。

苦しい時や悲しい時、嬉しい時も「相方」がいる事はすごく嬉しい事だろうと素直に思えました。

シリーズはこれで完結ですが、これからも努力し続ける新城と溝口が目に浮かぶようでした。

それと、本作はシリーズ第5弾ですがここから読み始めても大丈夫なような感じがしました。

安心して読みはじめて下さい!

■オススメ度

★★★☆☆

■こんな人は読んでみて!!

・夢を諦めない人たちの物語を読みたい方

・パートナーの大切さを描く作品を読みたい方