【感想・ネタバレ】ちはやふる 34巻 作:末次由紀

一人でも進んでいくと決めた秋。覚悟を胸に、約束の試合へー!!

それぞれの決意を胸に臨んだ、高校最後の全国大会個人戦。

女王・若宮詩暢と新の決勝戦は、手に汗握る運命線の末、新の勝利で幕を下ろした。

互いに強くなると誓った千早と新。

全員で戦った長く熱い夏が過ぎ、進むときがやってきた。

詩暢とのクイーン戦で再び会うことを約束した千早は、今すべきことに思い悩む。

そんなとき、周防名人と詩暢が出演したテレビ番組が放映され、刺激を受けた千早は・・・!?

以下、ネタバレ含みます。

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「ちはやふる 34巻」を読みを終えた感想(ネタバレ含)

●第174首

最後の大会が終わり、進路が気になってくる。

母「浪人してまでクイーンになってなんになるっていうの?」

答えに窮する千早。

逃げるように家を飛び出し、学校の部室へ。

部室の掃除をしていた千早。

そこに現れたのは太一だった。

太一「2年間お世話になったんだ」

これまでの思い出と、積もっていくかるた部の歴史を感じる二人。

 

その後、吹奏楽部との部室をかけたカラオケ対決に。

カラオケ対決に勝利した帰り道、机くんはかるた部のおかげでたくさんのものが手にはいった歓びと感謝と寂しさから号泣してしまう。

 

太一「駒野たちはここで引退。かるたも一段落だな」

「次」の試合を見据える、太一。

千早は同じく「次」を見据える太一に受験とかるたのどちらを重視すべきか問う。

その問いには答えず、周防名人と若宮詩暢のテレビ番組があることを告げる太一。

それを知った千早は太一を連れて、走って自宅に向かう。

 

●第175首

自宅に帰った千早。

テレビの内容は名人とクイーンの「強さの秘密」を解き明かすという内容だった。

テレビに太一が出演して驚く、千早と千早の家族。新や白波会の面々。

 

まず、名人・周防の聴力について明かされます。

周防名人は生態が震える前の音を聴けていること。

また、その能力を手に入れられたのは「環境」と「専任読手7名全員の音声データを聴き込む」事で手に入れたと明かされる。

 

そして、若宮詩暢は焦点を全く動かさず札を取っていることが分かります。

札との距離感と、それをイメージ通りに動けるようになるために反復練習。

それは繰り返された努力に寄って得られたと太一。

 

詩暢のかるたへの情熱を見た千早。

千早はクイーン戦に出る決意を固める。

その為に勉強も頑張ると宣言するが、母はすんなりとは了承してくれない。

そこで太一は言う。

千早には名人と同じ耳の良さがあると、しかし。

太一「でも聴力にはピークがあって千早は”いま”かもしれない。いつか”感じ”なくなる」

太一の言葉に母も千早を応援する事に決める。

帰る太一に感謝を告げる千早。

かつて太一がしていたように、

”やりたいことを思いっきりするために やりたくないことも思いっきりするんだ”

と誓う千早だった。

 

●第176首

場面は新サイド。

新は周りの指摘によって、最近敗戦したの”白波会”の面々であることに気付き、対策を考えるように進言される。

場面は千早サイドへ。

勉強を頑張る千早。

専任読手の音源を入手しよと東大かるた部へ赴く、そこで須藤を含む東大かるた部と音源をかけた試合をすることになる。

場面は今度は太一サイドへ。

周防名人と行動をともにする太一は周防名人の気持ちを理解し始めていた。

周防名人も”この強さは期間限定”だと思っていることを。

千早と須藤が試合をするところに帰ってきた周防名人と太一。

周防名人は勝手なことをするなと試合を辞めさせる。

帰る千早に一本の電話。

須藤からだ。

音源は持っているので、再戦しないかと須藤。

須藤を倒して”名人”になりたいんだと明かす。

 

●第177首

場面は京都の詩暢。

小さい頃を思い出しながら、数年ぶりに伊勢先生のかるた会に足を運ぶ。

そこには小さな子どももたくさんいた。

試合をすることになった詩暢。

試合中の雰囲気は詩暢の嫌う、和気藹々したものだった。

自分には許されなかった環境に嫌悪感を覚える詩暢は試合後すぐに帰ってしまう。

 

場面は千早サイドへ。

須藤との再戦の為、北央学園のかるた部を訪れる千早。

そこで須藤の”俺がかるた協会の会長になったらおもしろくね?”という思いを聞く。

自分のずっと先の世代まで見据える須藤の考えに、千早も北央の部員も感銘を受ける。

 

場面は再び詩暢サイド。

テレビ番組に出演する詩暢。

慣れない接待プレイと、札の声を無視するプレイに戸惑いを隠せない。

そして、札の声が聞こえなくなってしまう。。。

 

●第178首

場面は千早サイド。

勉強の方では思うような結果が出なかった千早。

周りの必死な姿に焦る。

帰りの電車で、万葉集の英訳を読んでいると周防名人が現れる。

話の途中で、周防名人に登録外の番号から電話が。

知らない番号からの電話には出ないと、周防名人。

わずかに残った留守番電話の声の主は若宮詩暢だった。

それは異常事態だと思った千早は周防名人に京都に行くように頼む。

しかし、仕事があるからと断られる。

 

場面はその若宮詩暢へ。

不安からか他の番号も知らないので周防名人に電話をかけたようだった。

しかし、折り返しの電話には頑なに出ない。座布団で携帯電話を隠して必死に練習しようとしている。

そこに伊勢先生が現れる。

 

現れた伊勢についに若宮詩暢はかつての自分への指導の不満をぶつける詩暢。

しかし、伊勢はさらに強くなるようにと言い放つ。

反発する詩暢。

しかし、”綿谷新に負け続けて、周防名人とも戦ったことも無いのに最強のつもりか?”と言われ愕然とする。

そこに周防名人が東京から駆けつけてくれた。

 

周防名人を連れた伊勢先生のいるかるた会へ。

そこで伊勢に周防名人と試合をし、自分を認めさせようとする詩暢。

しかし、試合が始まる時、

”わたしを試合をして”

と小さな子どもが現れる。

その子の姿にかつての自分をみた詩暢。

真っ直ぐな情熱を誰にもぶつけられなかった自分。

しかし、自分はそういう子の為に出来ることがあると分かった詩暢。

彼女はその小さな女の子に救われたようです。

 

周防名人は帰りの電車で千早に事の次第を報告する。

そして、千早に言う。

”東日本予選がんばって 詩暢ちゃんと”

”不尽の高嶺で待ってるよ”

 

<35巻へ続く>


物語はいよいよ最後?の名人・クイーン戦に繋がる予選へ向かっています。

物語が部活から個人へ、幼なじみの3人の戦いがついに始まりそうで楽しみですね。

 

それでは失礼致しますm(__)m

 

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