【感想・ざっくりストーリー解説】】季節はうつる、メリーゴーランドのように 作:岡崎琢磨

それは、最高で最低の片思い。

 

男女だけど「親友」の夏樹と冬子。

 

高校時代、日常の謎解きという共通の趣味で、2人は誰よりもわかり合えていた。

 

ただ、夏樹が密かに、冬子に片思いをしていたことを除いては・・・。

 

そして今、社会人になった夏樹は、冬子に会いに神戸を訪れる。

 

今度こそ、思いを伝えると決めて。

 

けれど、冬子は、なぜかかたくなにチャンスをくれなくて・・・。

 

ウイットに富んだ日常の謎から、誰もが目を瞠る驚きのラストへ。

 

切なさ最大級の青春片恋ミステリ。

 

以下、ネタバレ含みます。

 

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「季節はうつる、メリーゴーランドのように」のストーリー(ネタバレ含)

■プロローグ

 

12月の夜。

 

彼は一つの恋に決着をつけるために公園に向かっていた。

 

しかし、目の前にはメリーゴーランドが浮かんできた。

 

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■第一話 冬ー記念写真小考

 

夏樹と冬子

 

2人の出会いは高校入学の時だった。

 

高校初日からハプニングを抱えていた冬子を救ったことから2人は仲良くなり男女の壁を超えて親友になった。

 

しかし、高校卒業後はそれぞれ違う大学に進学し疎遠になっていた。

 

夏樹は一足先に社会人になり、冬子は語学留学の為に一年遅れて社会人になろうとしていた。

 

2人は地元の福岡で高校卒業依頼の再会を果たした。

 

夏樹の秘めた思いが再び浮かび上がってきたのはこの時からだった。

 

 

 

2月、夏樹は神戸で冬子にあって想いを伝えようとしていた。

 

しかし、冬子はタイミング悪く別れた元カレをヨリを戻した話を始める。

 

夏樹の決意は急速に萎んでしまう。

 

結局、夏樹は冬子に想いを告げぬまま神戸を去ることになった。

 

■第二話 春ー菜の花、コスモス、月見草

 

夏樹は姉の春乃に付き合う形で能古島へ。

 

そこに広がる美しい菜の花の画像を冬子に送る。

 

すると行ったこともないはずの冬子も同じ場所のコスモスの画像を持っていた。

 

その謎を夏樹は解明して冬子に話してしまう。

 

それは彼氏の浮気の証拠だった。

 

 

 

罪悪感を感じる夏樹。

 

傷付いているであろう冬子に夏樹は月見草の画像を送る。

 

月見草の花言葉は「無言の愛情」だった。

 

■第三話 夏ー夏の産声

 

冬子の勤務地は大阪になった。

 

そして冬子の誕生日、2人はテレビ電話で話しながら「冬子」の名前の由来についてのエピソードを思い出す。

 

そして、かつて感じなかった小さな違和感を夏樹は感じる。

 

冬子には姉が2人いて、その2人には関連性のある名前が付けられていた。

 

冬子にはそれが無かった。

 

夏樹はその疑問を口にするが、冬子はそれには答えてくれなかった。

 

まずい質問だったと感じた夏樹は謝る。

 

冬子には変わりに最高のプレゼントを用意するよに言われてしまう。

 

 

 

後日、名前の件は共通の友人の話で明らかになる。

 

さらに冬子の話を聞いていると、冬子は夢を諦めようとしてると夏樹は感づく。

 

夏樹はそんな冬子の為にとある思い出の品を冬子に誕生日プレゼントとして贈る。

 

そのプレゼントは冬子の心を確かに動かしたようだった。

 

■第四話 秋ー夢の国にてきみは怯える

 

夏樹は関西への転勤願が功を奏し、冬子の住む大阪へ転勤が決まる。

 

しかし、逆に冬子は福岡に転勤が決まる。

 

同じ大阪にいる1日でなんとか想いを伝えようと夏樹を冬子を遊園地に誘う。

 

かつて高校生の頃に果たせなかったシチュエーションのリベンジを込めて。

 

 

 

しかし、またしても冬子は夏樹の想いを聞くことを拒絶する。

 

夏樹はまたしても、冬子に想いを告げることが出来なかった。

 

■最終話 冬ー季節はうつる、メリーゴーランドのように

 

夏樹は今度こそこの恋愛に決着をつけようと冬子の電話番号をダイヤルする。

 

電話に出る冬子。

 

夏樹が何をしようか察しているようだった。

 

夏樹がついに想いを告げようとした時、冬子が先に語りだす。

 

その内容は確かに夏樹の言わんとしていたことを捉えていた。

 

八年間にも及ぶ想いをようやく伝えることだ出来たが夏樹は・・・

 

■エピローグ

 

公園で佇む夏樹。

 

彼に近づく一人の女性。

 

夏樹は果たして何を得たというのか・・・

 

 

「季節はうつる、メリーゴーランドのように」を読みを終えた感想

 

まず、率直な感想は「裏切られた!!」

 

でした。

 

なるほど、長年の想い人にようやく想いを伝え、ハッピーエンド。

 

想いを聞くのも拒絶していたのにはなにやら事情があるのかなと予想しているところにこの結末!

 

でも、わりとリアルな展開でもあって納得してしまいます。

 

なるほど「最高で最低な」片思いでした。

 

それでは失礼しますm(__)m

 

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