【感想・レビュー】罪のあとさき 作:畑野智美

【罪のあとさき】の感想・レビュー

■あらすじ

中学2年生のある日、卯月正雄は同級生の永森君を教室で殺害する。

 

時が経ち、大人になった渡辺楓は正雄と再会する。

 

罪を犯した彼に対して、楓は心惹かれていく。

 

しかし、楓もある事情から罪の意識と恐怖心を抱えていた。

■感想・レビュー

「目の前に人を殺したことのある同級生が現れたら、あなたはどうしますか?」

 

帯にはそう書かれてありました。

 

主人公の楓はまさにその立場に立たされていました。

 

物語を読めば、正雄がどのような境遇で、どのような理由で同級生を殺害したかわかります。

 

正雄の行動は必要悪だったように思いましたが、被害者の家族には到底許せるものではないとも思いました。

 

また、加害者(正雄)の方も罪を償った後に、いつまで罪を背負わせるべきなのかも難しい問題だと思いました。

 

加害者は幸せを求めてはいけなのか?罪を犯した人間に寄り添ってはいけないのか?

 

とにかく普段考えない問題を考えさせられたという点で良い一冊だったと思いました。

 

■オススメ度

 

★★★☆☆

 

■こんな人は読んでみて!!

・殺人事件の加害者側の物語を読みたい方

・幸せの追求の物語を読みたい方

・人間の残忍性について考えさせられる物語を読みたい方


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